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OSVのコンセプト

Our dreams すべての人を守りたい

一般社団法人On-Site Visualization研究会では,計測対象物に変化が生じた瞬間に,それが視認できる「OSVセンサ(任意変状をリアルタイムで可視化できる装置)」を開発しています.これらの新しいセンサによってOn-Site Visualization というリアルタイムデータ処理と表示方法のシステムを構築し,産学官の連携によって安全・安心で楽しい生活・労働空間を実現することに貢献したいと考えています.

Motivation 新しい安全の形を創る

豪雨,台風時などに発生する土砂災害,建設工事中の不慮の事故,遊園地の大型設備(ジェットコースターなど)の整備不良による事故,建築構造物の強度不足,あるいは雪荷重や洪水などの不可抗力による家屋崩壊などは多くの人々を傷つけ,尊い人命を奪う脅威です. これらの危険因子を一早く察知し,周辺の方々に知らせるためには,各種のセンサを配置し,そこから得られる危険信号を迅速に処理して分かりやすく伝達することが必要です. しかし,現在までに開発されているセンサ群は,どうしても高価になりがちで,すべての場所で,すべての危険因子をセンシングすることは不可能です. 低コストで,自らの安全を確保するとともに,安全で安心な生活環境を実現するためには,これまでとは異なる,全く新しい方法論が必要とされているのです.

Methodology  情報をその場で可視化する

その目的を達成するために,私たちは様々な種類の「計測と可視化を同時に行うことができる装置」を開発しています.これらの装置は,任意の場所に設置でき,その場所において任意データ(変形,ひずみ,傾き,圧力,温度,湿度など)を計測し,発光ダイオードなどによる光の色や機械的装置の表示状態変化等によって,データが取得されている場所においてその大きさが表示されるために,周辺住民や作業員はその変化をリアルタイムで視覚的に確認できることになります. これは従来の方法(センサが感知した情報を,別の場所に置かれているパソコンなどのメディアで確認するもの)とは多くの点で異なる新しい防災・安全監視システムの構築が可能になることを意味しています.

On-Site Visualization 情報共有の新しい形

この方法論はある意味で,On-Site Visualizationとも呼べる新しい情報取得+開示システムの実現を可能とするポテンシャルを秘めています. 身の回りで起こっている変化を検知し,その場所で(On-Site)表示(Visualization)する方法論は,防災対策だけでなく,我々の生活に関与するあらゆる構造物(土木構造物,建築構造物,大型機械,遊園地の大型遊具,危険斜面など)に対する平常時の安全監視にも応用できます. さらに,物の動きを誰にでもわかる状態で表示できるので,学校教育における力学教育をより楽しいものにすることもできます.さらに,これまでにない新しいエンタテイメントの創出にもつながる可能性があります.

Potential あらゆる場面で使える

このように,OSVのセンサを用いた新しいモニタリング+可視化手法に秘められた新しいコンセプトは自然災害に対する防災から始まり,安全・安心な生活環境を実現するためのあらゆる安全監視に展開が可能です. また,それを実現する過程で,捉えられている情報が常に視覚的に情報開示されているという,これまでにない全く新しいシステムを構築できるため,非常に小さな状態の変化から,比較的大きめのレンジに対応できる装置群を構築することで,多様な分野において国内はもとより,海外においても適用範囲が大きく広がる可能性があります.

New challenge 皆で作る新しい安全管理システム

社会基盤を構成する様々な構造物がどのような状態にあるかということについては,これまで情報が一般市民に開示されることはほとんどありませんでした. すべては管理責任者と専門家の判断に委ねられていたのです. しかし,「OSVセンサ」を使用することで,「究極の24時間体制情報開示空間」の中で生活することになります. これは,我が国を含めて,まだどの国でも体験したことがない「新しい生活空間」を得ることを意味します.この様な新しい概念を定着させ,合理的に安全・安心な環境を築いて行くためには,専門家と一般市民のたゆまぬ協力,情報交換が不可欠になります.

Human networking  光でつながる新しいヒューマンネットワーク

構造物の設計者,管理者はそれを使用する者(周辺住民,観客,一般通行者など)の安全を確保するためにどのような箇所にOSVセンサを設置し,どの程度の変化で表示状態を変えてゆくのかを考えることになります. 住民は表示状態を見ることによって自らを守ることができるように,動きの大きさ,表示状態,そして実際の危険度について学び,定期的な避難訓練などを行うとともに,自分が危険な状態を発見した場合には,それをすばやく管理責任者に報告することも知っておかなければなりません.行政や技術者に任せてきたこれまでの「身の回りの安全度の判断」を,これからは自分で行うことも必要になるのです.「OSVセンサ」があれば,それが可能になります.

イメージ画像

OSV研究会は,本会の趣旨に賛同する産・官・学からの組織,および個人による参加を得て,OSVに関するニーズを発掘するとともに,OSVセンサの開発・改良と実社会への適用を通じて,人間の生活・労働環境の安全・安心化における新しい概念"On-Site Visualization"を国内的,および国際的に普及させるための自由で闊達な議論・実践・情報交換・人間交流の場を創造するために設立(2010年1月9日)したものです.2016年11月1日に一般社団法人となった後も,この方針に沿った活動を展開するとともに,低コストで,より効果的なセンサの開発とその適用を推進すべく,ヒューマンネットワークを拡大してゆく予定です.

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